Martin 0-18K 1928年製

1928年製、Martin 0-18K（ヴィンテージ）です。

雰囲気あるハワイアンコア材がボディに使用された味わいある佇まいの魅力的なヴィンテージ品です。軽くつま弾くだけでも広がりがあり味わい深く、軽やかなボディによる振動感が素晴らしく全体で響くそのサウンドは極上です。

1917年から1935年まで、マーティン社は当時のハワイアブームに乗ってギターにおいてもコア材を使用したシリーズをSize5から000まで幅広いラインナップで約4000本製作していますが、本機は、1928年製でその中の貴重な1本となります。シンプルな装飾でとても趣のあるルックスを持つ愛らしいシングルオーサイズのスタイル18で、ハワイアンミュージックを演奏するために製作されたいわゆるスチールギターでした。現在はこのあたりの時代のこのモデルの多くがレギュラープレイできるスタイルに調整されておりますが、本機もそのローナットで通常プレイできるスタイルになっています。おなかのふくらみが見られ、ボディトップ・バック下部センターの両サイドに割れの補修等はございますが、ネックリセットやフィンガーボード、ブリッジの交換等全般調整が行われており弦高も低めにセットされていますので古い楽器ですがプレイしやすい内容です。また雰囲気がマッチしたピックガードが取り付けられており、現在フレットはTフレットでほぼ残っています。主なスペックは、スロテッドヘッド、オールールコアボディ、マホガニーネック、エボニーのフィンガーボード&ブリッジ、ベースプレート一体型ペグ、スキャロップドXブレイシング、47.6mmナット幅、約632mmスケールです。ネックシェイプは、ほぼUシェイプで馴染みやすいネックフィールと思います。使用キズやウェザーチェックが全体に入ったヘッドロゴのないシンプルでとても味わい深いルックスもとても良いですし、フィンガーでの軽いタッチでもレスポンス良く、小振りですが物凄くボリューム感もあり、艶もあるコアの素晴らしいトーンと存分にヴィンテージのマーティンサウンドもご堪能いただけると思います。1920年代の貴重なマーティンギターを是非、この機会にいかがでしょうか。ケースは、掲載のハードケースが付属いたします。