Masaji Nobe(野辺 正二) 松/ハカランダ
Masaji Nobe(野辺 正二) 松/ハカランダ
- 商品詳細説明
1971年製、Masaji Nobe(野辺 正二) 松/ハカランダ、ヴィンテージ品です。
野辺ギター工房は1945年、東京の指物職人であった先代の野辺幾衛氏がその技術を生かしギターの修理をすることから始まっており、正二氏は1965年に独立し自身の工房をスタートしています。
本機は、インサイドラベルより1971年に製作された個体です。高い製作技術が感じられる内容の楽器で、経年によるトップの色づき、使用キズなど、なんとも味わいのあるルックスをしております。モデルナンバーの記載はございませんので通常モデルではなかったのかもしれません。
何と言いましてもまず目を惹くのは、豪華な杢目のサイドとバックのハカランダ材です。ハカランダらしい強く黒くラインが走っており特にバックは濃い部分が多く、なかなかダイナミックで個性的な杢目のハカランダ材であります。またトップのスプルースも良質で目が詰まったものが使用されております。オール単板の仕様になり、しっかりと弾かれてきた個体で、低音がしっかりとした重厚感のある響きを持ち、サウンドもあたたかく、よく馴染んでおります。またハカランダらしいクリアさもあります。弦長につきましては、約660ミリ、ナット幅は、約51ミリの仕様です。
コンディションとしましては、数か所、トップ、バック割れの補修がございます。またトップに木を表から埋めて補修されている箇所がございます。ネックは良い状態で、演奏性は良好です。使用キズなど多いですが、深く、サスティーンもしっかりとある味わいあるサウンドはヴィンテージならではで素晴らしいものがあります。是非、ジャパンヴィンテージの味のあるクラシックギターをお探しの方、お試しくださいませ。ケースは、掲載のハードケースが付属いたします。