David Jose Rubio 松/ハカランダ 1995年製

1995年製、David Jose Rubio 松/ハカランダ（中古品）です。

ロンドン生まれの弦楽器製作者、デビッド・ホセ・ルビオ氏（本名David Joseph Spink）。赤毛を意味するRubio名で生涯楽器製作活動をされました。名手ジュリアン・ブリームが氏製作のギターを使用したことで世界的な名声を得て、その後ポール・フィッシャー、カズオ・サトーなどの名だたる名工も輩出されています。

本器は、晩年の自作品となり、現代ギターのクラシック・ギター銘器コレクションにも掲載されております。氏は、1970年代以降はハープシコードやバロックヴァイオリン等の古楽器製作にも力を入れておられ自作ギター製作数はかなり少なく、ほとんどがお弟子さんの作品ですので本器は大変貴重です。サウンドは、男性的な旧モデルとは異なり豊かな低音は共通していますが弦のテンション感は弱めで、軽いタッチでもレスポンス良く、マイルドで気品ある音質が特徴です。塗装は、セラックにてリフィニッシュされており、ペグは、ドイツのSCHELLER （シェラー）のHAUSER/Plainに交換されております。使用キズなどはございますが丁寧にご使用されてこられた印象の外観ですし、弦高も低めにセッティングされており演奏性良好と内容の良い中古品です。ケースは、掲載のBAMケースが付属いたします。

20世紀後半最高のギターと称される銘器をぜひこの機会に。

表板：スプルース
裏・側板：ハカランダ
塗装：セラック（リフィニッシュ）
ナット幅：約52ミリ
弦長：650ミリ